2011年5月28日土曜日

あなたはいつも、「待って」いますか?

「待つ人」でいることが習慣になっていませんか?
人生をどれだけ、待つことに充てているでしょうか?

わたしが「小さなスケールの待つこと」と呼んでいるものには、郵便局の順番待ち、渋滞、空港での待ち時間、待ち合わせなどがあります。
「大きなスケりールの待つこと」には、次の休暇を待つ、もっと良い条件の仕事を待つ、子供が成長するのを待つ、意識のある関係を築ける相手の出現を待つ、成功するのを待つ、お金を稼ぐのを待つ、立派な人間になるのを待つ、さとりが開けるのを待つ、などがあります。
生涯を、人生のスタートを切る準備、すなわち 「待つこと」についやしてしまう人も珍しくありません。

「待つこと」は、心理状態です。
その根底には、「今が嫌なので未来を見つめている」という思いがあるのです。
自分が待っているものをいらないと感じ、自分が持っていないものを欲しがっています。
この種の[待つこと」を実践する人は、無意識のうちに、自分のいたくない「いま、ここ」と、自分のいたい「イメージの中の未来」との間に、ギャップを作っていしまいます。
これが心に葛藤をうみ「いま」を失わせ、人生の質を著しく損ねてしまう原因なのです。

たくさんの人は、金銭的に豊かになるのを待っているものです。
しかし、それは未来に実現するものではありません。
「いま」の現実「自分のいる場所、自分が何者であるか、自分が今行っていることを貴び、完全に受け入れると、わたしたちは、「既にそうであるもの」に感謝し、「多いなり存在」に感謝することになります。

こうして、完全無欠の人生である、「今、この瞬間」に感謝することこそが、真の豊かさなのです。
それは、未来に可能になるのではありません。
未来がやってくるときには、豊かさは幾通りもの姿で、その人の前に現れてくるはずです。

自分の持っているものにに不満だったり、現在の運を嘆いていたり、フラストレーションを感じているならば、それはあなたを金持ちにする後押しはするかもしれませんが、そのような心理状態で豊かになっても、心は永遠に満たされません。

お金出会えるたくさんの経験ができるかもしれませんが、その喜びもつかの間にすぎません。
それらはいつも空ろな思いを残して去っていくため、さらなる欲求にくり染むんです。
「大いなる存在」につながっていないと、「いま、この瞬間」という人生の豊かさを感じとることができません。

心理的に[待つ」のは、もうやめましょう。

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「超シンプルな悟り方」より

明日は、[待つこと」の本当の意味、を書きます。


-仁美-






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