大いなる存在とは何か？

皆さんがご存知の通り、この世には、死を免れることのできない、無数の生命形態が存在します。
そして、これらすべてを超越した、たった一つの存在があります。
この存在は、生まれることなく、、滅びることもありません。
多くの人は、これを『神』と呼んでいますが、私自身はこれを「大いなる存在」と呼んでいます。
しかし、そうはいっても「大いなる存在」という表現も、「神」という表現と等しく、その本当の姿を描写しきっているわけではありません。
ただ、この表現のほうが柔軟性があるというメリットのため、「大いなる存在」という表現を使っているだけなのです。
これならば、目で確かめることのできない無限の存在にレッテルを貼って、その存在を限定してしまうこともありませんし、特定のイメージを連想してしまうこともないでしょう。
しかも、誰も、それを独り占めにはできないのです。
この、「大いなる存在」こそが、「人間の本質」です。
私たちは、其れを直接に感じることもできるのです。
「私は今ここに、こうして、存在する！」というのが、その感覚です。
「大いなる存在」という言葉の本当の意味を理解したなら「大いなる存在を経験する日は、もう目の前です。」

＜by エックハルトトール＞

大いなる神が自分とともにいるという感覚を持ち続けていることが悟りだそうです。