ネガティブ性を捨てるのが困難な時のために、もうひとつの方法をお教えいたしましょう。
ネガティブな反応を引き起こしている外的要因が、透明になった自分のからだを通り抜けていく、というイメージをもつのです。
これで、ネガティブ性を消すことが可能です。
慣れないうちは、つまらないと思えるうくらいの、ごくささいなことで試してみてください。
たとえば、あなたがひとり、部屋で静かにくつろいでいるとしましょう。
すると突然、通りの向こうから、耳をつんざくような、車の防犯アラームが鳴り出しました。
あなたはいらだちはじめます。
しかし、いらだちは、なんの役にもたっていませんね。
それでは、なぜ起こったのでしょうか?
あなたが、いらだちをつくったわけではありません。
犯人は、あなたの「思考」です。
この思考のプロセスは、自動的で、無意識的です。
それでは、なぜ思考は、いらだちをつくったのでしょうか?
それは、思考が、ネガティブ性が望ましくない状況を解決する」と信じているからです。
思考がつくるネガティブな感情(この場合は、いらだち怒りになります)は、あなたをいらだたせたもともとの原因である騒音よりも、よっぽど有害なものです。
このようなトラブルが起こったら、「自分が透明になる方法」を試してみましょう。
物質的なからだが、透明になっていくと、イメージしてください。
次に、騒音でもなんでも、自分にネガティブな反応を起こさせた原因が、からだをとおり抜けていく様子をイメージするのです。
この方法は、まず、小さなことから練習します。
車のアラーム、犬のほえる声、子供のわめき声、渋滞などで、試してみてはいかがでしょうか。
物事が、痛ましくたたきつけてくる、「こんなはずではなかった」という抵抗の壁をつくるかわりに、自分のからだを通過させてしまうのです。
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「超シンプルなさとり方」より
明日も引き続き「ネガテイブ性を利用することと、手放すこと」・・・について書きます。
あすは、まとめの部分です。
ー仁美ー
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