自分と万物のあいだの、強固な絆に気づくこと、これが憐れみです。
もし今度、「わたしと、あの人には、なんの共通点もない!」と思うことがあったら、実際には決定的な共通点があることを、思い出してください。
これから二年後か、七十年後かは定かでありませんが(それはいずれにしろ重要でありません)、あなたがたはふたりとも死体になって朽ちていき、塵と化し、しまいには完全になくなってしまうのです。
これは、ネガティブな考え方ではなく、たんなる事実です。
こう考えると、あなたとほかのすべての創造物は、完全に平等であると言えます。
とてもパワフルな精神の修練として、肉体が滅びてゆく過程をイメージするものがあります。
これは、「死の前の死」と呼ばれています。目を閉じて、瞑想のスタイルでおこないましょう。
さあ、イメージしてください。あなたの物質的なからだが、溶けていきます。
すべてがなくなってしまいました。
思考とその産物も、全部消えてしまいます。
しかし、神性の存在である、「ほんとうの自分」は、まだそこにいます。
それは光り輝いています。
ほんとうのものは、なにひとつ死んでいません。
死んだのは、名前、かたち、幻だけです。
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「超パワフルなさとり方」より
明日も引き続き「憐れみ」とはなにか?・・・について書きます。
ー仁美ー
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