「手放すこと」の知恵

時間のない「いま」に在ると、なんの骨折りもしないのに、予想もつかない具合に、情況が好転することが、しばしばあります。

人生はなぜか協力的になり、あなたの味方になります。

恐れ、罪悪感などが、行動を起こすのを妨げている時でも、さらにに強く「いま」に在れば、意識の光が、そのようなマイナスの気持ちを溶かしてくれるでしょう。

「手放すこと」を、「なにがあっても、わたしには関係ありません」とか、「どうなってもいいです」などの、なげやりな態度と混同しないでください。

そういった態度は、よく観察してみると、根底に怒りがひそんでいて、実際は、「手放すこと」という仮面をかぶった、抵抗であることがわかります。

したがって、「手放すこと」を実践する時には、自分の内面をよく観察し、わずかでも抵抗がないか、たしかめましょう。

確認は、注意深くおこなってください。

心のどこか、暗がりのすみっこのほうで、抵抗のかけらが、ネガティブな感情などのかたちで、息をひそめているかもしれないからです。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「超シンプルなさとり方」より

明日は、思考のエネルギーを、意識のエネルギーに変えよう・・・ということについて書きます。

ー仁美ー