2011年8月29日月曜日

病気はさとりをひらくチャンス

「手放すこと」は、直接的には、「すでにそうであるもの」を変容させません。
「手放すこと」で、私たち自身が変わるのです。
わたしたちが変わる時、わたしたちの住む世界も、すべて変わります。
くりかえしになりますが、世界は意識の投影にすぎないからです。

病気は問題ではありません。
エゴ的意識が人生をコントロールしているかぎり、問題なのは、その人自信です。
病気をかかえていても、からだが不自由でも、自分に落ち度があるのではないか、と感じたり、罪悪感を持ったりしないでください。
「なぜ、こんな不自由な目にあわなければならないのか」と、人生を恨んでもなりません。
このような態度は、すべて一種の抵抗です。
もしも、現在、重病をわずらっているならば、さとりをひらくために、それを活用しましょう。
人生で起こる、「悪いこと」のすべてを、さとりをひらくために、活用するのです。
「いまに在る」ことで、病気から時間の概念を取り去るのです。
病気に過去や未来を与えてはなりません。
強烈に「いま、この瞬間」にある状態へと、自分を追いつめるために遣うのです。
それから、どのような変化が起こるかを、見守りましょう。
わたしたちはみんな、錬金術師になれるのです。
「卑金属」を「黄金」に、「苦しみ」を意識」に、「悲劇」を「さとり」に変容させるパワーを、持っているのですから。
中には、深刻な病気に苦しんでいて、わたしが述べたことに対して、腹を立てている人もいるかもしれません。
そのような人は、病気を自分のアイデンティティの一部にして、「病気のわたし」を防衛していることになります。
しかも、そうすることによって、同時に病気そのものを持っているのです。
「病気」というレッテルが張られた状態は、「ほんとうの自分」とは、本来、なんの関係もありません。

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「超シンプルなさとり方」より


明日も引き続き、病気はさとりをひらく・・・について書きます。

ー仁美ー







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