苦しみを平和に変える方法

たしかに、「いま」を受けいれるのが不可能なほど、むごい状況というのがあるでしょう。それでも、わたしたちは、「手放すこと」をおこなうチャンスを与えられています。


まず、「すでにそうであるもの」を、そのつどありのままに受けいれることが、わたしたちに与えられている、最初のチャンスです。
「すでにそうであるもの」を、「そうでないもの」にくつがえすことはできないのです。
「すでにそうである」のですから、「Yes」と言って受けいれるか、「そうでないもの」を潔く（いさぎよく）あきらめるか、どちらかしかありません。
こうして心の抵抗を取り払ってから、状況に応じて、自分のすべきことをおこなえばいいのです。
「すべてをありのままに受けいれる」という境地に達していれば、もう、ネガティブ性、苦しみ、不幸をこしらえることはありません。
もがきやあがきのない、無抵抗、優美、」陽気な心で生きられます。
たとえば、状況が耐え難いほど過酷であっても、それを受けいれられず、十分に、「いまに在る」ことができないと、痛み、苦しみをこしらえてしまいます。
わたしたちの目には、状況が苦しみをこしらえているように見えますが、実際にこしらえているのは、状況に抵抗している、自分なのです。

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「超シンプルなさとり方」より

明日も引き続き、苦しみを平和に変える方法・・・について書きます。

ー仁美ー