思考に人生をコントロールされていると、本当の意味で選択していないので、無意識に行動していしまいます。
すると、無意識の行動によって、痛みや苦しみをこしらえてしまい、結局は「ツケ」が回ってきて、自分自身も苦しむことになります。
恐れ、衝突、問題、痛みの重荷を、背負うことになるのです。
しかし、このようにしてつくられた苦しみが、最終的に、本人を無意識から引っ張り出す可能性も、もちろんあります。
「ほんとうの自分」のアイデンティティを、過去から引き出しているうちは、他人はもちろんのこと、自分自身でさえも、本当に意味で許してはいません。
唯一のパワーの源泉である「いま」につながって、はじめて真の許しが可能になります。
「いま」につながれば、過去は無力になり、「自分がこれまでしたこと、されたことは、ほんとうの自分という輝かしい本質を傷つけるどころか、それをかすりもしなかったのだ」と、心の奥で気づきます。
「すでにそうであるもの」を受け入れ、完全に「いま」に在れば、過去はパワーを失ってしまいます。
過去など必要なくなるのです。
「いまに在る」こと、これこそが、なによりも肝心です。
「抵抗すること」と「思考」とは同じものですから、「抵抗をやめること」、あるいは「手放すこと」は、「思考が本当の自分に成りすますゲーム」が終わったことを意味しています。
この時点で、すべての決めつけや、ネガティブ性は消え去ります。
思考がおおいかくしていた「大いなる存在」のとびらが、大きく開きます。
あなたは、突如として、表現できないほどの平和を体験するでしょう。
しかも、その平和は、素晴らしい喜びを包み込んでいます。
さらに、その喜びは、愛を包み込んでいます。
さらにその中にも、「なにか」があります。
それは、人間の想像をはるかに超えた神聖なものであり、決して名づけるこのできない「核」、つまり、わたしたちの「生命」なのです。
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「超シンプルなさとり方」より
明日は、「大いなる存在」とは何か?・・・について書き、皆さんを、この「大いなる存在」のもとに導いてまいります。
ー仁美ー
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