思考力は、使い方しだいでは、人間にとって最高の道具になります。
ところが、一歩「使い方を間違えると」、役に立たないばかりか、有害にさえなってしまいます。
より正確な表現をするならば、「使い方を間違える」のではなく、「まったく使っていない」という表現になることでしょう。
なぜなら、志向の側が、わたしたちを使っているからです。
思考を「本当の自分」だと思い込むことは、大きな錯覚です。
本来使われるはずの道具が、主人を使ってしまうことになります。
自由への第一歩は、思考は「本当に自分ではない」、と認識することからはじまります。
こうすれば、「思考を客観的にながめられる」ようになりまう。
すると、高次の意識が活動を開始します。
試行をはるかに超えた、果てしない「知性の世界」が存在することや、思考はごく小さな一面にすぎないことにも、気づくことができるでしょう。
そしてあなたには、「本当にかけがえのないもの」が、見えはじめるのです。
それは、思考とは別の源泉からわき上がる、「美しさ」、「愛」、「創造性」、「喜び」、心の平安」です。
その時、あなたは、このように感じることでしょう。
「わたしは、やっと目を覚ましたのだ!」と。
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「超シンプルなさとり方」より
明日は、どうすれば思考をコントロールできるのか・・・について書きます。
ー仁美ー
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