カップルが両方とも、相手との交流を、精神成長のレッスンだと認識していれば、もちろんそれに越したことありません。
もしそうなら、互いに自分の考えや感ずるところを「決めつけ」をしないで、相手に表現できるでしょう。
感情や不満を表現し損ねたために、ネガティブなものが心の中でわだかまったり、ふくれあがったりすることもありません。
あいてを非難せずに、自分の思いを率直に述べる術を身につけるのは、とても大切なことです。
自分を正当化せずに、広い心でパートナーの話に耳を傾けることも、同じくらい大切です。
こうすれば、相手にも、表現するスペースが与えられるからです。
そのためには、まず「いま」在りましょう。
すると、非難、自己弁護、攻撃などの方法で「にせの自分」を防衛しようとする、エゴの出番はなくなります。
自分自身はもちろん、あいてにもスペースを与えることは、人間関係において不可欠です。
スペースがなくなては、愛は育たないからです。
カップルの双方が、人間関係を台無しにする、致命的なふたつの原因を取りのぞけられれば、ふたりの関係は、至福の花を咲かせます。
まず、最初の原因は、思考を「ほんとうの自分」と思い込むことであり、これを止めることです。
互いの根底にある愛を、「相手とわたしは、ひとつになっている」という気づきとともに、映し合うのです。
これが、対極の存在しない、「ほんとうの愛」なのです。
もしも、あなたがペインボディや思考から解放されているのに、パートナーが、まだそのレベルに達していない場合には、パートナーの側に、困難が生じます。
さとりをひらいていないひとにとって、さとりをひらいた人と生活するのは、ひどく苦痛なものです。
さとりをひらいていない人のエゴが、危機感を察知するからです。
エゴは、「すべては分離している」という考えをよりどころにして生きていますから、その考えを真実にしようとして、口論、ドラマ、衝突を追い求めてきます。
ところが、エゴのどんな挑発にも、さとりをひらいた相手は、乗ってきません。
口論、ドラマ、衝突に対するエゴのかたくなな姿勢もゆらぎはじめ、そのパワーは弱まり、消滅の危機にさらされます。
さとりをひらいていないひとの思考にとって、これが、どれほどの欲求不満となるか、想像できますか?
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「超シンプルなさとり方」より
明日は、「わたし自身」との関係を築くこと・・・について書きます。
ー仁美ー
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